山岳保険ってどれがいい?(山岳登攀なしの場合)

  • 2022.03.13
山岳保険ってどれがいい?(山岳登攀なしの場合)

現在加入している保険がそろそろ切れるので、ちゃんと検討し直そうと思い調べてみることに。
しかし色々と保険の種類があって何を選べばいいのやら。
ということで、色々と条件別にピックアップしてみました。
(2022年3月13日作成)

どんな保険があるの?

他にも1日や2日間だけの保険を扱っていたりするところもあります。
平均で月に1回くらい山行に出かけるのであれば、年間の契約の方が安いことが多いです。

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どんな補償が必要?

私たちの山行では捜索費用の補償が重点的にカバーしたい部分です。
その他では携行品損害補償などついていたら、カメラの落下時などが補償されるのでちょっと嬉しいかも。

捜索費用の補償

山岳保険に加入するきっかけになるのが、遭難時の捜索費用。
jROの平均だと35万程度で済んでいる(2021補てん金支払実績表.pdf)ようですが、見つからない場合の捜索費用がだいぶ高く、2020年10月の大台ケ原ですと現状で550万となっています。
ヘリコプターの捜索が1時間あたり50~80万ということもあり、遭難している場所の特定の早さも影響するようです。

補償の最高額は、登山計画書提出をした際のやまきふの1000万円。
次いでjROの550万。3番目がモンベル日山協山岳共済会の500万。

個人賠償責任費用の補償

落石等を発生させないように歩いていても、ちょっとした躓きなどで起こさないとも限らないため、他人にケガをさせてしまった場合の費用補償もカバーできればと思い色々と調べてみると…

実は、登山の最中に落石で怪我をさせてしまっても法的な損害賠償責任は生じないケースが多いようです。つまり責任がないので保険金も支払われません。
登山をするうえで落石があることは予見できる(想定しなければいけない)リスクと考えられ、被害者もそういう場所に覚悟の上で登山に来ているという解釈のためです。(野球でのデッドボール、サッカーでのタックルなどで怪我をさせても賠償責任が生じないのと同じ理屈)
<中略>

落石事故でも法律上の賠償義務が生じれば当会を含めたどの保険会社でも対象になりますし、賠償義務なしとなれば対象になりません。
ヤマレコ やまきふ共済会ページより

言われてみればそういうことかと。
わざと落石を発生させない限りは法的責任は発生しない可能性が高いということのようですね。

ただ他人に怪我やをさせたり物を壊したり、電車などを運行不能にさせたりといった、日常生活中での法律上の損害賠償責任を負った場合の損害も補償してくれるので、あったほうがよさそうです。
火災保険、傷害保険、自動車保険等で「個人賠償責任特約」などが付いているかもしれませんので、そちらでカバーできる部分ではあります。

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保険料最安は?

楽天超かんたん保険 アウトドアプラン<節約コース> が最安の年間 1,750 円!
夫婦でのプランであれば二人で 2,650 円とだいぶ安いです。 家族型は 4,640 円。

良いところ

この保険料で、携行品損害補償が10万円が付いてきます!
他には入院保険金日額が1000円、手術保険金が入院中なら1万円、入院中以外の手術では5千円と少しカバーしてくれるのもありがたい。

悩ましいところ

救援者費用等の補償が100万円までと少し心許ないかなぁと。
平均35万円くらいの捜索費用となっていることから考えると、これくらいでもありっちゃありかなとも。

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補償が充実しているのは?

モンベルの野外活動保険安心プラン が充実しています。
その分保険料は高くなり、年間 34,210 円!※就業中補償外
24時間のものだと、 45,660~65,360 円という保険料。
3年契約や5年契約をすれば約15~20%は安くなります。

良いところ

とりあえずこれに入っておけば、ひと通りのものはカバーできるという点。
救援者費用等の補償は500万、個人賠償責任補償が1億、後遺障害保険金が36万円~900万円、傷害医療費用保険金が100万円、入院保険金日額7,500円、手術保険金37,500~75,000円、通院保険金日額5000円、携行品損害補償10万円とたっぷり。

通院保険金は結構ありがたいかも。

モンベルの野外活動保険安心プラン の他に通院保険金が出るのは、

などがあります。

悩ましいところ

補償が充実している反面、とにかく保険料が高いですね。
お子様がまだ小さい場合などに検討する価値があるといったところでしょうか。

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どれにする?

最大と最小が出たので、この中からバランスの良さそうなのを探っていきます。

一人あたり4,000円程度

となると最安の楽天超かんたん保険 アウトドアプラン<節約コース> が気になりますが、救援者費用等補償が100万円まで。
もう少し余裕を持たせたいということで、次の保険を。

山岳遭難に特化したjROですが、捜索・救助費用が550万円のみという潔さ。
初年度は入会金含めて4,000円+年度の終わりに事後分担金が500円程度。翌年以降は2,000円+事後分担金という形。
※家族分は入会金 1,500円、年会費 1,500 円とちょっとお得に。
これが最有力候補でしょうか。

そして最安かつ補償も十分に思えるものが日山協山岳共済会 ハイキングコース Ⅰ(3,620円、年会費含む)
救援者費用等補償が500万、個人賠償責任補償1億円、死亡保険金が200万円、入院保険金日額1,500円、手術保険金15,000円(入院中)と高パフォーマンス

楽天超かんたん保険 アウトドアプラン<標準コース>では捜索・救助費用が200万、死亡保険金が110万円、入院保険金日額1,500円、手術保険金10,000円(入院中)、携行品損害補償10万円となかなかカバーしてくれます。
個人型 3,670円、夫婦型 6,100円、家族型 11,300円。

モンベル(野外活動保険 シンプルプラン C112も結構補償が手厚く、救援者費用等補償が500万、個人賠償責任補償1億円、死亡保険金が200万円、後遺障害保険金8~200万円となっています。入院保険金などが無いパターンですね。3年契約や5年契約をすれば約15~20%安くなります。
就業中対象外 3,420円、24時間補償A 4,160円、24時間補償B 5,540円。

この保険料帯だと、個人賠償責任補償ありは日山協山岳共済会またはモンベル。保険料はほとんど変わらないので、「入院・手術時の補償」をとるか「後遺障害の補償」を取るかといったところです。

1日当たりの入院費用の平均は23,300円(引用:楽天生命)とのことですので、ここら辺の保険料だと微々たるものという感じも。
なので入院に関しては割り切って考えてしまうと、日山協山岳共済会またはモンベルの補償内容がよさそうですね。
いざとなったら高額療養費制度を頼るのも1つかと
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医療費補償があるもの

骨折をしてしまい手術ありのときは、入院などを考えると平均で50万ちょっととのこと。
これをカバーできると心強いですね。
傷害医療費用保険金が100万まででるのが「モンベルの野外活動保険 スタンダードプラン 」または「モンベルの野外活動保険 安心プラン 」とという。

通院日額のものだと、ギブスが取れるまでは家にいても通院扱いになりますが、30日程度で取れたとすれば1,000円/日のプランだと3万円。
あると嬉しいですけれど、ちょっと足りなそうですね。

ということで、「モンベルの野外活動保険 プラン全般 」から選択することに。
それ以外の場合で骨折などをしてしまったときは、高額療養費制度の出番ですかね。

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最終的に決める

ここまでまとめてきて、今回の保険に何を求めるかが出来てきました!

私たちがあると嬉しいなと思ったのが、「捜索費用の補償」と「傷害医療費用の補償」。
年会費が多少上がっても保険に何故加入するのかを改めて考えると、この2つは必要かなと。

これを満たしているのが、上でも出た「モンベルの野外活動保険 スタンダードプラン 」または「モンベルの野外活動保険 安心プラン 」。
それぞれのプランの安いので十分なので、最後の検討に。

違いは入院・手術・通院・携行品損害補償の有無。
安心プランにはこれが付いてきます。

【詳細】

  • 入院保険金日額:1,500円
  • 手術保険金:15,000円(入院中以外7,500円)
  • 通院保険金日額:1,000円(1事故につき90日限度)
  • 携行品損害補償:10万円(自己負担額3,000円)

これが7,070円と14,330円と2倍の保険料の差となっています。
※24時間補償Aの保険料

年間7,260円(月間605円)をどう考えるかで、選ぶ保険が決まりますね。
お守り代わりならスタンダードプラン、最近ヒヤリとすることがあるなら安心プランでしょうか。

とりあえず今年はスタンダードにしようかな。

結局色々と検討しましたが、モンベルで変わらずといったところに落ち着いてしまいましたが、なにか迷われている方の参考になれば幸いです。

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