小規模事業者持続化補助金【交付決定から申請まで】

小規模事業者持続化補助金【交付決定から申請まで】

小規模事業者持続化補助金の応募が無事に採択となったら、いよいよ事業の準備開始となります!

終了の期限も決まっていますので、交付決定日の書類が届いたら早め早めに動きましょう(/・ω・)/

小規模事業者持続化補助金とは?や書き方などは他の記事で書きましたのでそちらも是非!

小規模事業者持続化補助金とは?

小規模事業者持続化補助金の申請書類の書き方など!

小規模事業者持続化補助金【清算・入金】

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1.開始!

採択が決まると始めにメールで通知が届きますが、書類が事務局から届いてからが開始となります。
具体的には届いた書類に書かれた【交付決定日:○○年〇月〇日】が開始日となります。

第一回の手引きには、具体的にこのように記されていますので、参考までに記載しておきます。

「交付決定通知書(交付規程・様式第2)」に記載された交付決定日が補助事業の実施期間の開始日であり、交付決定日以降に発生(発注・契約)し、事業完了日までに支 払いを終えた経費が補助対象となります。交付決定前に発注、購入、契約等を実施したものは、補助対象経費とはならないのでご注意ください。(ただし、展示会等への出展 の申込みについてのみ、請求書の発行日や支払日が交付決定日以後であることを前提と して、交付決定前の申込みでも補助対象となります。)

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2.見積もり

交付決定日より事業が開始となるため、その日から色々と動き出せることとなります。

基本的に見積書は必要となるので、忘れないようにしましょう!

価格ドットコムや楽天、Amazonからも購入でも大丈夫でした。
この場合の見積書は、価格を安い順にし、「価格+購入店舗」がわかるようにキャプチャを取ってPDF化でOKでした。

見積書(税込 100 万円以下の場合については、カタログや WEB サイトの情報または口頭照会による見積もり合わせの記録でも可)

参考画像 ↓

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3.契約・発注

基本的には価格の安いお店に発注をかけることになります。

ネット通販だとカートに入れて購入ボタンで終わってしまいますので、リンク先から発注書をダウンロードし、作成・添付することになります。

3-1.(共通)発注書(word) 

3-2.(共通)発注書(excel) 

※支払いは銀行振り込みが前提ですが、クレカ支払いでもOKです。
その際には、クレカの支払い分が事業終了日を超えないことが必要となります。
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4.納品・完了・検収

注文したもの・サービスが手元に届いたことを証明する必要があります。
このときに必要なものは、「納品書」+「その商品の写真など」の点です。

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5. 請求

請求書が必要となりますが、ネット通販の場合は「受付完了メール」をPDF化でOKでした。

6.支払い

ここが面倒くさいポイントの1つです。
通帳の振り込み部をPDF化し、その部分にマーカーを引き、再びPDF化します。(銀行振り込み・クレカ支払い共通)

クレカの場合は、これに加えてカード会社の明細に該当部分に同じくマーカーを引きPDF化します。

※何度もの記載となりますが、銀行から該当の支払いが実施期間内に終わらないと無効となります。

また提出には領収書も必要となりますので、忘れずにスキャンしておきましょう。

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7.資料作成

実施事業が開始されたら、早めに資料作成・申請まで済ませてしまいます!
今回の事業で収益がでると、給付金額から引かれることになります。
採択時に提出した予定事業終了日の前でも問題なく申請できるため、なるべく早めに申請してしまい経営の足しにしてしまいましょう。

申請時に必要な書類はざっと以下の通りです。(リンク

・様式8 補助事業実績報告書
・別紙5 経費支出管理表および支出内訳書
・別紙6 収益納付に係る報告書
・様式10 消費税および地方消費税額の額の確定に伴う報告書
・様式11-2 取得財産等管理明細表
・見積もり・契約書・請求書・領収書・支払い明細・口座・写真(購入した商品ごとにリスト化し、まとめます。下記参照)
・チェックリスト(商品ごとにエクセルのタブを増やし、それぞれ記入して提出しました)

金額によっては様式第11-1 取得財産等管理台帳など他にも書類が必要となるので、しっかりと送られてきた書類を確認しましょう。

さて、この記事内で一番面倒なものがこの資料作成のなかでの商品ごとに作成する証ひょうです。
今回は電子申請なので、エクセルで商品ごとに作成することに。
ファイル名を「証ひょう番号1(商品名)」とし、タブごと見積もり・契約書・請求書・領収書・支払い明細・口座・写真(実施順)を貼り付けました。
書類申請だと、それぞれプリントアウトし、クリップ(ホチキスは不可)でまとめます。枚数が多い場合は、クリップではなくクリアファイルでまとめます。

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8.申請

送られてきた封筒に書かれている申請者番号を探しつつ、対応する個所にファイルをアップロードして申請完了です!

電子申請だと提出してから約3営業日で審査結果がきましたが、具体的な指示に関しては送られてくる書類でしかわからないため、待機。
メールが届いてからさらに5日程度で、書類が手元に届きます。今回は1か所記載ミスのため、差し戻しでした。修正箇所は詳しく書かれていました。
トータルで申請から約1週間~10日くらい待つことになりました。

届いた書類を確認し、修正箇所を直したファイルを再びアップロードして再びの待機。
そこから約1週間で精算払いの手引きの通知が届きました。

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まとめ

今回はネットで購入、クレカ支払いということで、少しイレギュラーでした。
そのため、支払いの証明などが複雑になってしまいましたが、ちょっとした手間だけなので便利な支払いの方法でいいかと思います。
※支払い完了の期限には気をつけてください

また、補助金は会計上は「支払額の確定を受けた事業年度における収益」として計上し、法人税・所得税の課税対象(消費税の課税対象外)となりますので、忘れないようにしましょう!

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