駐車場から少し歩いただけで待っている絶景という贅沢な神威岬。
晴れの日の積丹ブルーも味わってみたかったですが、曇りの神威岬も格好よくてよかったです。
少し登ったりするので、歩きやすい靴がオススメ。
アクセス
札幌(余市通過)から
「高速しゃこたん号」:夏期限定で北海道中央バスが運行する高速バス。
2時間半程度で到着しますが、1日1本程度なので、予定をしっかり決めていくことをオススメします。
JR余市駅からは1時間半。4月下旬~11月上旬限定で、北海道中央バスが神威岬行きを運行しています。
※美国以遠の路線は2023年からは廃止になる方向とのこと。運転手不足のために維持が出来なくなったようですね。
メインはレンタカーなど。
【駐車場】あり / 無料(300台)
【料金】無料
【問い合わせ】0135-44-3715/積丹観光協会
神威岬について
かつては女人禁制の地であった神威岬。
「チャレンカ伝説」という源義経とアイヌの娘との悲恋の物語が元となっています。
物語は、
そこでも追っ手が迫り逃げねばならず、義経とチャレンカは離れ離れに。
チャレンカも義経を追い神威岬まで追いつきますが、大陸へ逃れるための船がすでに出航してしまうという。
悲しみの末、チャレンカは神威岬から身を投げてしまいます。
「和人の船、婦女を乗せてここを過ぐればすなわち覆沈せん」
その結果、チャレンカは神威岩となり、女性を乗せた船が周囲を通過すると必ず転覆してしまうため女人禁制となった
1855年には禁制が解かれていますが、そういった歴史があったことを残すために女人禁制の門を設置しました。(1995年設置)
なんで女人禁制だったのかなぁと調べてみると、なかなか悲しい物語が。
物語を知ってしまうと曇りがとても合う気もしますね。
北海道神社庁には
源義経公が蝦夷地に落ち延びて、今の神岬村神威岬にさしかかった際に風浪が激しく船を進めることができなかった為、岬の遙か沖合にたつ衣冠姿に見えた神威岩に大綿津見神、志那戸神を奉斎し航海の安全を祈願したところ通過できたと伝わり、アイヌの人々もこれを「カムイ」として尊崇していた(この伝説に付随して女人禁制となる)。といった記載もあるので、時系列も様々。
昔は「御神威(オカムイ)岬」と呼ばれていたことも。
神威岬の先端までは、女人禁制の門から770m程度あり、アップダウンも結構あります。
「チャレンカの小道」という遊歩道を進むと20分くらいで先端に到着します。
途中北側には念仏トンネル(大正初期に彫られた手掘りの隧道で現在は通行禁止)も遠めに見えます。かつてはそこを通り、海岸線を歩いて急斜面を登り、岬の先端まで行っていたそうです。
初夏はエゾカンゾウを楽しめます!
開門時間
強風時や夜間は門が閉まっており、立ち入れないようになっていますので、時間はしっかりとチェックしておきましょう!
4月 開園時間 8:00~17:30(入園時間 8:00~16:30)
5月 開園時間 8:00~18:00(入園時間 8:00~17:00)
6月 開園時間 8:00~18:30(入園時間 8:00~17:30)
7月 開園時間 8:00~18:00(入園時間 8:00~17:00)
8月~10月 開園時間 8:00~17:30(入園時間 8:00~16:30)
11月 開園時間 8:00~16:30(入園時間 8:00~15:30)
12月~3月 開園時間 10:00~15:00(入園時間 10:00~14:00)
Photo
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近場の観光案内
積丹 神威クルーズ
【料金】大人3,500円、小学生以下1,000円
【乗船時間】50分
【営業期間】5~10月
【営業時間】9:00~18:00
【住所】積丹町大字来岸町
【TEL】090-3773-7963(船長:柏崎さん)
https://shakotan-kamuicruise.com/
まとめ
駐車場の北側からの眺めも神威岬の特徴的な形を眺められ、人も少ないので個人的に気に入りました!
多くの人は、駐車場 → 女人禁制門 → 神威岬先端の往復だったので、のんびりできる可能性が高いかも。
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