約300年前に高鍋藩秋月家によって牧場が開設され、それ以来世話をされていないという御崎馬。
出産はもちろん、死んでしまった場合でもそのまま自然に還るのを待つという。
現存する日本在来馬のひとつで、1953年に純粋な日本在来馬として国の天然記念物に指定されています。
唯一人による家畜化や改良がされていないモンゴルの野生馬(蒙古野馬、モウコノウマ)がルーツとされているそうです。
北海道和種、木曽馬、御崎馬、対州馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬
足首が黒く発達した後躯を持ち、体高は130cmとポニーに分類され、背中には「鰻線」(まんせん)という黒い筋のような模様が見られる馬もいます。
大人の雄1頭と数頭の雌、仔馬のハーレムを作り生活をしており、春先は生まれたばかりの仔馬を見ることができます。
出産のピークは4~5月とのこと。
秋には御崎馬を数か所に集めて検査を行う都井岬馬追い(といのみさきうまおい)が行われています。
検査では、採血やダニを駆除する薬を飲ませたり、個体識別の作業を行ったりするそうです。
江戸時代から続く行事というのは凄いですね。
都井岬観光交流館 PAKALAPAKA(パカラパカ)ではカフェもあるので、ここを拠点にフラフラと御崎馬に会いにいったりするといいかと思います。
付近にいない場合は、道路沿いの駐車場付近(様々な場所にあり)にいることが多かったので、フットワークを軽くして探してみてください!
餌をあげたり触れたりするのは厳禁ですが、とても大人しくて思わず撫でたくなってしまいます。
アクセス
住所:〒888-0221 宮崎県串間市大納42−3
車:都井岬に入るちょっと前にゲート(駒止の門)があり、野生馬保護協力金として車1台400円、バイク1台100円を支払う必要があります。(現金のみ)
バス:日南線串間駅より都井岬行きコミュニティバス「よかバス」で41分。
開門時間 4~9月 8:30~18:00
10~3月 8:00~17:30
PHOTO
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