北欧の大自然を満喫できるトレッキングコース&登山9選

  • 2021.11.21
北欧の大自然を満喫できるトレッキングコース&登山9選

ちょっと前から記事の中で海外トレッキングについて触れていたんですが、いよいよ明日から北欧にトレッキングしてきます。
ツアーではなくオリジナルの旅程で、スウェーデンのクングスレーデン(Kungsleden)、ケブネカイセ山(Kebnekaise)、ノルウェーのトロルトゥンガ(Trolltunga)、エラウメレン山(Raudmelen)を主な目的地としてスカンジナビア半島を3週間ほどかけて回ってくる予定です!

今回の旅行は、夫婦初海外行きたいね。という話から、折角ならトレッキングしたいよね→白夜の中歩きたいよね!という流れで始まったんですが、海外のトレッキングコースや登山の情報が日本語でほとんど落ちておらず。。ヽ(´Д`;)ノ
どんなトレッキングコースがあるのか、どんな山があるのかすら知るのになかなか苦戦しました。

なんとか英語や現地語のサイトやブログを調べて行くと、もの凄く絶景なトレッキングコースが出るわ出るわ(°Д°;
知ってしまった以上、次機会があれば色々と行ってみたいので、今後のためにまとめようと思います。

この記事ではスウェーデン、ノルウェーの2カ国だけですが、自然享受権がある北欧、どこもその魅力がぎゅっと詰まってそうな場所ばかりでした!


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ノルウェー

プレーケストーレン(Preikestolen,「演説台」)


photo by akiro

リーセフィヨルド(Lysefjorden)にあるプレーケストーレンは観光地として有名な場所です。
写真はパルピットロック(Pulpit Rock)。プレーケストーレンのシンボルで、岩の上から見下ろせる雄大な景色が見どころ。
パルピットロックまでは片道2時間ほどで行けるので、後述する有名な観光地トロルトゥンガやシェラーグボルテンと比べると手軽なハイキングで行けそうですね。

ちなみに、おすすめな季節は4月〜10月。冬の期間は雪が降って地面が凍り、滑りやすいためトレッキングは禁止されているとのことです。

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トロルトゥンガ (Trolltunga, “The Troll’s tongue”,「トロールの舌」)

無事ついた喜び(/・ω・)/

ここは日本でも有名かと!トロルトゥンガはオッダ(Odda)の町の北東にあって、ダム湖に向かって高さ約700メートルの崖から突き出ているトロールの舌のような岩のことです。
トレッキングはOddaから近くの駐車場まで車やバスで向かい、そこからスタートするんですが、往復で距離28km、時間8〜12時間、標高差1200m。コースに水場やトイレ等は無いので、日帰りの人がほとんどのようですが、結構えぐい距離ですね。。

こんな絶叫ポイントですが特に防護柵がありません。(前述のプレーケストーレンもだけど)
わりと舌の先で飛び跳ねてる人も写真で見かけますが、現時点では死亡例も無いらしいです。

無事テント泊してきました!立ってみると下が見えないので意外と平気(*´ω`)

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ハルダンゲルヴィッダ高原(Hardangervidda Plateau)


photo by Tizi

ハルダンゲルヴィッダ高原は北欧最大の高山高原で、一年中寒い高山気候で、北極圏の荒野が広がっています。
総面積の3分の1がハルダンゲルヴィッダ国立公園の敷地ですが、国立公園と公園外はあまり違いはないらしく、トレッキングコースも色んなパターンから選択できます。
運が良ければ野生のトナカイの大群が移動していく姿が見られるかも&アクセスが比較的容易とのこと。

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ガルフピッゲン(Galdhøpiggen)


photo by TimOve

ガルフピッゲンは北欧最高峰で標高2,469m。意外に日本に比べると低めで日光の男体山くらいの高さなんですね。
周囲3方を氷河に囲まれた山で、登山時は標高1,841m地点の小屋からスタート。標高差約630m、氷河上の雪原を歩きます。あんまりアイゼンを使ったという記事は見当たらなかったんですが、氷河の上なので時期によっては必要かも知れません。

周辺にヨートゥンハイメン(Jotunheimen)国立公園があり、山小屋も点在しているので、併せてロングトレイルすることも可能とのこと。

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シェラーグボルテン(Kjeragbolten)

photo by designmilk

高所恐怖症の方はまず無理では無いだろうか…というのがシュラーグボルテン『奇跡の岩』。断崖の間に挟まった丸い石の上に立つことができます。※ただし標高1000m。
人気の観光地でもあり、ここまでのコースは特別な登山用具なしに訪れることができます。
所要時間は往復5~6時間ほど。

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エラウメレン(Raudmelen)


photo by Vicuna R

知名度はあまりないようなんですが、ソグネフィヨルド(Sognefjord)の絶景ポイントということでご紹介!
山頂の標高は972m。バレストランド(Balestrand)の町から出発し、往復6時間程度で登れるようです。
正確な読み方もわかって無いんですが(ラウドメレン?)、とあるブログさんでこの山を知って、山頂から見える景色がもの凄く綺麗だったので今度行くことにしました(*´ω`*)

その際は山頂でテント泊予定。良いところだったら今度がっつりご紹介したいと思います。
→ 天候が微妙だったため中止となってしまいました(;´∀`)機会があればまた今度!

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スウェーデン

クングスレーデン(Kungsleden, “The King’s Trail”, 「王様の散歩道」)


photo by Pierre Léard

クングスレーデンはスウェーデン北部のトレッキングコースで、距離は約440kmほどあります。先住民族のサーミ人が住まうラップランドに属していて、森林や氷河の谷が楽しめます。

コースの中でも特に人気なのがアビスコ(Abisko)〜 キルナ(Kiruna)間110kmを5〜7日ほどかけて踏破するルート。ここは「世界で最も美しいトレッキングレース」と呼ばれるフェールラーベン・クラシックが毎年夏に開催されているルートでもあります。
小屋も大体20kmごとにあって、その中で泊まったり調理したり、小屋によっては食べ物の売店、サウナ、シャワーの設備などがあることも!サウナは凄く北欧らしい。。
白夜は6・7月頃、9月には雪が降り始めるとのこと。

ここは今度行ってきます!サーミ族の伝統、トナカイの肉が食べられたらいいなぁ(・∀・)
→ 無事歩き切りました!人よりもトナカイと会った方が多かったです(*´▽`*)いいトレッキングコースでまた行きたいです!

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スコーネレーデン(Skåneleden, 「スコーネの道」)

こちらはスウェーデンの中で他に有名なトレッキングコース無いかなぁと探してた時に見つけました。

スコーネレーデントレイルは、スウェーデンの最南端にあるスコーネ地方の美しい田園地帯を一周する長距離ウォーキングコースです。全長1,162kmの長さで5つに分割されています。
歩道に沿って書かれているオレンジ色のトレイルマークが目印。”スコーネの美しい文化的景観から、落葉樹と針葉樹の深い森を通り、静かな湖に沿って、そして深い峡谷を通り抜ける”。また”無限の野原と白いビーチを横切り、そして時折絵のように美しい漁村を通り抜ける”とのこと。

表現からも凄く旅感が感じられますね。。4travelさんで旅行記を描いてる方が何人かいらっしゃっててちょっと行ってみたいなぁと思いました。

ちなみにコース付近にはたくさんのキャンプ場や、小屋などがあるようです。

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ケブネカイセ(Kebnekaise)

photo by MaddiesDaddy

標高2103mのスウェーデン最高峰。
クングスレーデンの途中、ケブネカイセ小屋をベースキャンプ地にしてアタックができます。登山ルートの標高差約1400m。夏でも氷河が残ってることがあるため軽アイゼンは必要という中上級者向けの登山です。
ガイド付きとそうでない場合とで登坂可能なコースが異なり、ガイド付きなら直登に近いコース。そうでなければぐるっと迂回していくコースになります。

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おまけ

北欧つながりでフィンランドやデンマークもちらっと調べてみたんですが、こちらはあまり世界的に有名!というトレッキングコースは見つからず。。
それぞれの国でトレッキングコースを紹介しているサイトがあったので貼っておきます。

フィンランド
https://www.outdooractive.com/en/hikes/finland/hiking-in-finland/3595495/

デンマーク
https://scandinaviantraveler.com/en/places/top-3-hikes-in-denmark

ちなみに、今回北欧行きたいね!となったきっかけになった本がこちら。
トレッキングとは違う時期(雪景色、オーロラ)がメインの特集ですが、夏至のお祭りだったり北欧の人の自然な生活が載ってるのですぐに北欧に行きたくなります。なりました(笑)

※執筆時点では新品はなく、中古でいくつか出ていました

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自然あふれる北欧を満喫しよう!

記事やブログを見る限り、世界的に見るとノルウェーのフィヨルドが見えるコースが人気のように感じました。スウェーデンはクングスレーデンの知名度が圧倒的な模様。

オーロラや白夜。自然享受権(※)によって自由にキャンプが出来る。フィヨルドや高原地帯の絶景。。
登山好き、トレッキング好きにとっては北欧は最高な環境な気がします。

自然享受権とは
『土地の所有者に損害を与えない限りにおいて、すべての人に対して他人の土地への立ち入りや自然環境の享受を認める権利。自然環境享受権。』(Wikipedia
日本では基本的に許可地以外テント泊できませんが、逆に北欧では禁止されていなければ基本的にテント泊OKなんです!

北欧はアクセス、高めの物価を考えると少しハードルが高いように感じますが、その分キャンプでお金を節約しつつ北欧の大自然を満喫出来るんじゃないかなと。
実際、今度行くときは大半テント泊を考えているので、実際に節約できるか試してみようと思います。

今回まとめたコース&山に関して、「実際行ったらこうだったよ!」というものがあれば是非とも教えてください!

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